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サステナビリティ
環境・社会共生への取り組み

幅広い視点で自然環境の保全、社会との共生を意識し、
地球環境との調和に取り組んでいます。

私たち、王子マテリアの事業の中心的な資源となる「紙」は、木材をはじめとした自然に由来した原材料で作られ、さらに古紙として社会から再利用されることで新たな原材料として循環されていきます。私たちは、自然、社会生活に由来する原材料を使用する企業としての責任意識を持ち、企業活動全てにおいて地球環境との調和を強く意識し、自然環境の保全、社会生活との共生に積極的に取り組んでいます。

気候変動問題への対応

環境に関する長期ビジョン「環境ビジョン2050」達成に向けたマイルストーンとして「環境行動目標2030」、「環境行動目標2040」を策定しています。カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーへの取り組みと、取り組みの基礎となるステークホルダーエンゲージメントに対して目標を設定し、目標達成に向けて取り組みを推進しています。

環境マネジメント体制

グループ及び自社内での取り組みを通じて、安定した環境管理体制を確立しています。

王子マテリアでは、事業活動における環境管理の確実な遂行に向けて、王子ホールディングス(株) サステナビリティ推進本部 環境管理室とのグループを通じた環境マネジメントを推進するとともに、自社の取り組みとして、ISO14001(国際認証)、エコアクション21(国内認証)等のEMSを導入し、安定した環境マネジメント体制の確立に努めています。全ての従業員が原材料の調達から廃棄・再資源化まで高い環境意識を持ち業務にあたることで、より確実な環境経営の実現へと繋げています。

環境マネジメント推進体制

環境監査

事業場の環境リスクを様々な視点から評価し、環境法令遵守および環境リスク低減の取り組みを確認するため、国内外すべての生産事業場を対象とする環境監査を毎年度実施しています。

環境監査では、

  1. 1.事業場がチェックシートを用いて、自ら環境管理上の問題点を調査・是正する一次監査を行います。
  2. 2.事業場を所管する会社(または第三者機関*)が、一次監査の結果を検証する二次監査を行います。事業場を訪問して現場確認を主体とする現地監査と、書類のみを確認する書面監査があり、事業場の環境リスクの大きさと管理状況に応じて選定しています。
  3. 3.産業資材カンパニーが、一次・二次監査の結果を検証する三次監査を行い、結果の妥当性を王子ホールディングス環境管理室で判断します。
* 海外においては国・地域ごとに異なる法令を把握し遵守する必要があるため、世界各国の様々な法令に精通したグローバルな第三者機関の現地スタッフを活用しています。

環境監査により明らかになった問題点は事業場が速やかに是正し、王子マテリア、産業資材カンパニーおよび王子ホールディングス環境管理室が是正内容を確認しています。国内外の一部の事業場で引き続きリモート監査を導入しました(リモート監査は現地監査へ含む)

環境監査の現場確認(岐阜工場)

地域環境との調和のために

生産拠点ごとに厳格な自主基準を設け、
環境監査を実施しています。

王子マテリアでは、法令遵守をはじめとする幅広い環境業務の実施状況をチェックするため、全ての生産拠点にて、定期的に環境監査を行っています。法令、地域条例で定められた規制値を確実に守るため、生産拠点ごとに厳格な自主基準を設けており、監査では、自主基準の遵守、操業、日常業務の管理、問題発生時の対応方法など、細やかなチェック体制で取り組んでいます。

活性汚泥処理設備(日光工場)

クラリファイヤー(松本工場)

生産における騒音、臭気等を低減し、
常に周辺環境との調和を図っています。

生産工程で発生する騒音、臭気等の低減は、生産拠点に求められる非常に重要な課題となります。当社では、地域条例等の規制値の遵守に加えて、より確実な対応を図るため、定期的に拠点周辺の調査を行い、自主的な改善を進めるとともに、周辺住民の方々に環境モニターとしてご意見をいただき、迅速に対応を図るなど、周辺環境との共生のために、様々な面から注力しています。

臭気調査(富士工場)

ミーティング風景