




紙はリサイクルで
生まれ変わります。
紙は私たちの日常に深く浸透しており、新聞、雑誌、書籍のほか、包装紙や箱などの包装素材として、
日々の暮らしの様々なシーンで活躍しています。
また、紙は社会で消費されその役割を果たした後も、リサイクルされることで新しい紙に生まれ変わり、
再び社会に送り出されて循環していきます。
SDGsとは?
SDGsとは、国連が主導する「持続可能な開発目標」です。「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界の皆で 2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。
国、社会、地域のすべてがSDGsの目標達成に向けて活動することで、地球環境を取り巻く様々な問題の解消につなげることが求められています。

紙のリサイクルが果たすべき役割
紙リサイクルでSDGsに貢献できる項目として、6つの目標があげられます。


紙のリサイクルには、「分別」「回収」「再生」の3つのステップがあります。
古紙リサイクルの仕組み

仲間同士に分けることで綺麗な紙に
生まれ変わります
新聞、段ボール、雑誌、紙パックなどを古紙として回収に出す際には、種類ごとにきちんと「分別」することが大切です。古紙は種類ごとにそれぞれ違う製品の紙に再生されるため、分別が必要なのです。
家庭や会社、商店、デパート、
スーパーなどから
古紙を回収します
分別された古紙は専門の業者が回収します。古紙を集める会社に送られ、ふたたび製品となるために紙をつくる工場に運ばれます。
工場に運ばれた古紙は新たな製品に
生まれ変わります
新聞紙、段ボール箱、コピー紙、トイレットペーパー、おもちゃの箱などに生まれ変わります。
古紙にはいくつかの種類があり、一般的によく目にするものとして、新聞、段ボール、雑誌、雑がみ、飲料用パックなどがあります。例えば、新聞は新聞用紙やコピー用紙を作る原料に使われています。また、雑誌は菓子箱や書籍、段ボール箱を作る原料に使われています。



紙のリサイクル、
困った問題も増えています。
新聞や雑誌、ノートなど、使った紙を原料にして、新しい紙をつくる。
いま、資源を有効活用する「紙のリサイクル」が、みなさんの協力でどんどん拡がっています。
ところが、たくさんの紙が集まってくることで困ったことも増えてきました。
それは、「リサイクルできないものが混ざっている」ということ。
そのために、紙をつくる機械が故障してしまったり、きれいな紙がつくれなくなったりしているのです。

みんなでリサイクル大作戦

「紙以外のもの」は入っていない?
テープやプラスチックなどは
紙の原料にならないので、
混ぜないようにしましょう。



「紙でもリサイクルできないもの」、
知ってた?
かばんや靴の詰め物は、
リサイクルできません。
混ざっていないかチェックしましょう。



「紙に付いたもの」、はがしてる?
シールなどがついていたら、
きれいにはがします。


これで、集めた紙が
きちんとリサイクルされます!

こんなふうにリサイクル
されています。
古紙から白板紙が生まれるまで

濃い色は、内側に。
薄い色は、表面に。
古紙からつくった原料は、インクなどが残っているのでいろいろな濃さになります。
そこで、白に近い色を表面にして、濃い色をはさむように重ねていきます。
こうすることで、いろいろなシーンに使いやすい白板紙ができあがるのです。

異なる役割をもった7つの層。
みなさんから届いた古紙は、
その特色によって分類され、
各層で使い分けられています。
みなさんが使った紙は、
王子マテリアで生まれ変わります。
みなさんが使った紙のことを「古紙(こし)」といいます。
王子マテリアは、この古紙を原料に新しい紙をつくっていて、その歴史は90年以上におよびます。
みなさんから届いた大切な資源がきちんと生まれ変わって、暮らしの中で再び活躍できるよう、
品質にこだわったきれいな紙をつくり続けています。

王子マテリア 江戸川工場